Sketch 65リリース。プロトタイピングスクロール効果を追加。

2020.05.07

アプリやWebのデザイン、プロトタイプの作成に優れたアプリ『Sketch』を提供するBohemian coding社は現地時間2020年4月28日、Sketch 65をリリースしました。

アップデート内容の詳細は公式サイトのログから確認できます。

この記事ではアップデート内容を日本語で解説します。
解説する対象は、主なアップデートと改善点(What’s improved)のみで修正点(What’s fixed)は含まれていません。
完璧な和訳ではなく編集も加えているため、正確な情報を知りたい場合は原文をご確認ください。

Sketch 65の主なアップデート

新しいプロトタイピングスクロール効果を追加


プロトタイピング設定のオプションに「Maintain scroll position after click(クリック後もスクロール位置を維持する)」を追加しました。
このオプションを有効にすると、プロトタイプリンクをクリックしても、アートボードのスクロール位置を維持する事ができます。これにより、モーダルのようなフローを中断しないオーバーレイスタイルの要素と状態の変更を作成できます。

Sketch 65の改善点

iOSアプリ「Sketch Mirror」の更新

iOSアプリの「Sketch Mirror」でも新しいプロトタイピングスクロール効果の動作がサポートされました。
また、iOS 13の互換性の向上といくつかのバグ修正も含まれています。Sketch MirrorはApp Storeからダウンロードできます。

省略されていたクラウドプロジェクトがすべて表示


Sketchを起動した時、またはメニューバーの「Window」→「Documetns」で表示される「Documents」ウィンドウ。以前までは、この「Documents」ウィンドウのサイドバーに表示されている、クラウドプロジェクトが20件までしか表示されていませんでしたが、今回のアップデートによりすべて表示されるようになりました。

グループのエクスポート設定に透明なピクセルをトリミングするオプションを追加


グループのエクスポート設定に 「Trim transparent pixels」オプションを追加しました。
このオプションを有効にすると、グループ内のレイヤー周囲に配置された透明なピクセルが、エクスポートされたアセットに表示されなくなります。
具体的な例として、グループに非表示レイヤーが含まれている場合に、そのレイヤーを無視して表示されているレイヤーの範囲のみエクスポートする事ができます。

シンボルの作成と操作が少し速く改善

シンボルの作成と操作が少し速くなりました。

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