Sketch 64リリース。アップデート内容解説。
2020.03.24アプリやWebのデザイン、プロトタイプの作成に優れたアプリ『Sketch』を提供するBohemian coding社は現地時間2020年3月23日、Sketch 64をリリースしました。
アップデート内容の詳細は公式サイトのログから確認できます。
この記事ではアップデート内容を日本語で解説します。
解説する対象は、主なアップデートと改善点(What’s improved)のみで修正点(What’s fixed)は含まれていません。
完璧な和訳ではなく編集も加えているため、正確な情報を知りたい場合は原文をご確認ください。
Sketch 64の主なアップデート
検索の強化
シンボルとスタイルの検索が強化され、より簡単で直感的に検索できるようになりました。
- 曖昧検索が使用可能(半角スペースを含んだ入力でざっくりとした検索が可能)
- 検索結果のUIがより見やすく改善
- 検索バーの位置がコンポーネントパネル、レイヤーリスト、コンポーネントメニューの上部に移動
Tintの設定
Tintの設定が追加され、シンボルまたはグループ全体の色を簡単に変更できるようになりました。
- シンボルまたはグループ全体の色を簡単に変更可能(複雑な方法や複数のレイヤースタイルに頼る必要が無い)
- 複数の状態を持つアイコンを作成するのに最適(簡単に色をオーバーライドできる)
Tintを使用するには、シンボルまたはグループを選択してインスペクタのTint項目から「+」を押してください。
コンポーネントメニューの改善
コンポーネントメニューが、ポップオーバーからフライアウトメニューに変更されました。
ポップオーバーの時は右側の三角アイコンを都度クリックして、項目を1つずつ開閉しながらシンボルを探す必要がありました。
それがフライアウトメニューになる事で、項目にマウスカーソルを乗せるだけで次の階層が開くようになりました。
Sketch 64の改善点
アートボードプリセットにChromebook用のサイズを追加
アートボードプリセットにChromebook用サイズである下記の2点が追加されました。
- Pixel Slate(1333 x 888)
- Pixelbook(1200 x 800)
シンボルに関する新しいショートカットを導入
シンボルを扱うショートカットに下記の3点が導入されました。
- シンボルの作成(Command + Y)
- シンボルからの切り離し(Command + Option + Shift + Y)
- シンボルからのすべてのコンテンツの切り離し(Command + Option + Shift + Y)
Unsplashのデータプラグインで挿入される画像サイズを変更
Unsplashのデータプラグインを使用して挿入される画像サイズが、@4xから@2xに変更されました。
また、検索フィールドでの特殊文字がサポートされました。
今までは@4xだったのでドキュメントのサイズが大きくなりがちでしたが、今回の変更によってドキュメントのサイズが抑えられ動作も軽くなる事が見込めます。
シンボルやスマートレイアウトを使用している場合のパフォーマンスを向上
多数のシンボルを含むドキュメントやスマートレイアウトを使用している場合のパフォーマンスが向上しました。