DTPの勉強部屋 第58回 勉強会 参加レポート
2023.07.05
デザイナー向けの勉強会「DTPの勉強部屋 第58回 勉強会」へ参加しました。
東海地区ではデザイナー向けのイベントが少ない事もあり、リアルイベントへの参加は数年ぶりになります。
中々に面白い内容だったので、レポートを書きました。
セッションは以下の2つになります。
- 今、押さえておきたいアドビのAI機能とクラウド
- 文字でデザインは変わる! タイポグラフィからたどる、伝わるデザインの秘密
今、押さえておきたいアドビのAI機能とクラウド

2023年3月に発表された「Adobe Firefly」。
Adobe Firefly自体はアプリケーションではなく画像生成AIの名称で、2023年5月にPhotoshop CC (beta)へ、2023年6月にIllustrator CC (beta)へ搭載されました(英語版のみ)。
画像生成AIと聞くと気になるのが権利関係。
AdobeのAIは商用利用に特化した画像の生成を念頭に設計されているため、学習するデータはAdobe Stockやオープンライセンス、パブリックドメインの画像など、権利的に問題が無いものを使用しているとの事。
Stable DiffusionやMidjourneyなどと比べて、安心して使いやすくなるのではと感じています。
ちなみにFireflyはまだbeta版であるため、現時点での商用利用はNGですが、次回11月頃に恐らく開催されるAdobe MAXで、商用や権利関係について言及されるのではと期待しています。
文字でデザインは変わる! タイポグラフィからたどる、伝わるデザインの秘密

デザイン業界では知名度が高いカイシトモヤ先生の登壇。
東京造形大学 グラフィックデザイン専攻領域 教授、2020年東京オリンピック・パラリンピック エンブレム審査員、2025年大阪・関西万博 ロゴマーク審査員などをされているスーパーデザイナーの方です。
セッションの内容はタイポグラフィの歴史やフォントの扱い方、付き合い方など。
Illustratorでの綺麗な文字詰め設定のやり方もあったので、すぐに実践で活かせそうです。
ちなみにカイシ先生が書かれた「How to Design いちばん面白いデザインの教科書」はデザインチームの課題図書です。
さいごに

久しぶりにリアルイベントに参加して、良い刺激になりました。
名古屋オフィスは周りにデザイナーがいない環境なので、会場にいるほとんどの方がデザイナーかと思うと、仲間意識で少し嬉しくなる自分がいました。
またこうした場に参加して、少しずつデザイナー仲間を増やして行きたいところです。
次回はより自分自身をアピールできるよう、個人のポートフォリオサイトや個人名刺を作って、認知してもらいやすいようにと考えています。